前日の西伊豆帰りから降り出した雨は夜通し降り続き、
予報通りツーリング当日の朝まで止まない事を見越して、この日の銀座スタート時間は前もって2時間遅れに変更し、BBS上にも12時スタートと再告知済みでした。
この日に見に行くのは銀座三越の新館にあるアートアクアリウム美術館。実は昨年、この美術館が日本橋本町にあった時に一度プランを組みましたが、実際にツーリングとして開催する前に閉館してしまい、今年の5月に銀座三越に移転していた事を最近になって知ったので、10月の連休を利用して改めてショートツーリングとして組み直したのでした。
そして今回参加してくれたのは久々に登場の さとみん。
今年3月に開催された東京モーターサイクルショーも一緒に見に行きましたが、バイクで会ったのは2020年の2月に河津桜を見に行って以来なので2年半振り!
しかも前日の西伊豆にも参加予定だったけど、後半の雨予報と最近レブルに乗れてないという理由から、苦渋の決断で参加を見送ってしまったそうで、翌日のこの日もバイクでの高速走行に自信が戻らないという事から、11時にさとみんが自力で来れる首都高の川口PAにR25で迎えに行く事になりました。
そんな経緯で雨の上がった外環道で川口JCTを右折して、11時に川口ハイウェイオアシスとしてリニューアルされた川口PAに到着すると、駐輪場にR25を停めて一旦ヘルメットのシールドを水洗いしにトイレに入り、駐輪場に戻った所で久々のさとみんと赤いレブル500に再会♪
レブルの車体はキレイに磨かれていて、まだ慣らし中の新車のよう♪
ヘルメットも初めて見るタイプの物で、聞き慣れないメーカーの限定品だとか?
前日の西伊豆には来れなかったさとみんだけど、せめて気分だけでも伝わるように、砂金すくいでGETした5粒の砂金を見せたら、缶コーヒーをご馳走してくれました♪
そしてせっかく川口まで来たのでPAの施設内を少し散策してから出発します。
R25の先導で川口PAを出発すると、早速首都高川口線の本線を走ります。
ミラー越しに見える赤いレブル500は特におかしな挙動も無く、スムースに流れに乗れてるので安心して走れます。
江北JCTからC2経由で、小菅JCTの右車線を通って6号向島線に入ったら再び左車線に入って走り、左側に見えるスカイツリーは上半分が雲の中!
雨は止んでるけど、まだ少し雲が残ってる様子。そして隅田川上の両国JCTで車線合流したらC1に入って箱崎を通過して江戸橋JCTから東銀座まで行き、一般道に下りて銀座三越の地下駐輪場に到着。
2台のバイクを停める為、駐車枠に車体を動かしていると係員の方が来て下さって、親切にチェーン施錠から発券までサポートしてくれました!
さすが三越、サービスが行き届いてます♪
駐輪場のチケットをしまってエレベーターで1階に上がり、外に出るとすっかり晴れ間が差していて、三越新館を真下から撮影。この新館のガラス扉にはアートアクアリウム美術館の立て看板もあって、当日券を買うべく扉の中の券売機でチケットを購入。
美術館は8階だけど、まずエレベーターで9階まで上がり、9階で下りたら今度はエスカレーターで8階に下りた所にある暖簾から入場。
中は照明が落とされていて真っ暗!展示物に当たるスポットライトの光があるので中に進めますが、いきなり壁一面のお面の展示で純和風な雰囲気に包まれます。
入口で貰ったチラシを見ると展示物それぞれがテーマ別に配置されていて、最初に下りて来たエスカレーターをぐるっと囲むような順路になってました。
順路を進むと天井から吊るされた灯籠を抜けて円筒形の水槽が並べられた金魚の回廊。
更に進んだ展示室には個別の円い水槽と飾り棚の展示。
水槽の外にも水を流した金魚の滝というコーナーもあったり、
新金魚品評のエリアでは規則的に並んだ四角い水槽の中で泳ぐ金魚をケース毎に展示していて、上からの撮影だけでなく、真横からも撮ってみました♪
その先にはオリガミリウムという、オフィシャルサイトにも登場する千羽鶴と大きな水槽の合わせ技的な演出。
そして次の提灯リウムは提灯型の球体水槽の中で泳ぐ金魚。底にあるビー玉がいい感じに雰囲気を引き立てていて、天井からはハロウィンの提灯が季節感を見事に演出。
提灯リウムの突き当たりは金魚の竹林。お正月の門松のような円筒形の水槽が竹林のように並んで、この中でもそれぞれ金魚が泳いでました。
その次は直線の通路を使った円窓デジタリウムで、写し出された満月と落ち葉の下にあるススキは本物でした!
天井の灯籠と解説ボードが貼られた通路を進むと、その先は鮮やかな生け花の展示で、透明な花瓶に見立てた水槽の中にも金魚!
よく見たら床に案内札が置かれていて、こちらは華道家の假屋崎省吾さんの作品でした。
そして最後は出口付近に展示された「アートアクアリウムアート」というイラストアート。それぞれのイラストの中にも金魚達が描かれてます。
これで展示物はひと通り見ましたが、どこを見ても鮮やかな光の演出が泳ぐ金魚を幻想的に見せてくれます♪
出口の前には売店もあって、意外にもお茶関係の商品が多い印象でした。
更にこちらのレジでは地下駐輪場の係員さんに教えて貰った通り、駐車券を提示して領収書を発行して貰いました。
8階の美術館を後にして、エレベーターを下りたら地下3階の駐輪場に戻ります。同じ地下3階フロアには駐車場のカウンターがあって、8階で貰った領収書を提示して割引チケットを貰えたので、実際の精算額は¥150で済みました♪
バイクを駐輪場から出して地上に出たら一旦昭和通りに出ますが、せっかくなので銀座っぼい所を走ろうと路地から中央通りに出ようとするも、祝日のせいか歩行者天国になっていてバイクでも入れず。
結局、日比谷通りで内幸町から新橋を通って御成門の交差点で信号待ち。
ここでさとみんから「東京タワーの写真撮りたかったな~」とのリクエストが出たので、「ならば停まろう」と左折の直後に一旦停車。
さとみんの願い通り、東京タワーをバックにレブルと一緒に撮ってはみたけど曇り空が惜しかった~!
再び走り始めて芝大門の交差点から文化放送前を通過して、首都高の下の海岸通りへ。
あとはレインボーブリッジのループ下を目指してライダーズカフェのスーパーレーサーに到着。
いつもバイクを並べる側道は既にスペースが無いので、正面側にR25とレブルを駐輪。
店内に入ると幸い席は空いていて、4人掛けのテーブル席に案内され、ここに荷物を置いて着席。
メニューを眺めて自分が選んだのは定番のスーパーレーサーバーガーとジンジャーエール。
そしてさとみんはアボカドバーガー&マンゴーフロートという組み合わせ。
注文したメニューが届く前に一旦外に出てバイクを撮影。休日なので車の往来は少ないけど、お店の中も外もバイク乗り達が居て、この日も程よく賑わってる様子。
しばらくしてそれぞれのハンバーガーとドリンクが運ばれて来ました♪
お互いハンバーガーメニューだけど、添え物はサラダかポテトを選べるようになっていたので自分はサラダを、さとみんはポテトを選んだので、量的にはさとみんの方がボリュームありそう…。
前日の西伊豆でもそうだったように、普段から朝食は食べない事が多いけど、この昼食のハンバーガーもサラダもとても美味しく完食させていただきました♪
さとみんの方はアボカドバーガーを完食するも、大量のポテトが余ったので少し手伝って無理矢理完食~♪
スーパーレーサーを出たら時刻は15時。元々スタートを遅らせていたのでそろそろ夕方というタイミングになりましたが、日が傾く前に次の目的地・若洲海浜公園に向かいます。
スーパーレーサーを後にして、再び海側に右折したら次はレインボーブリッジ下の臨港道路のループを走ります。
天気はすっかり回復したのでバイクで味わう橋の上からの景色も最高♪
心地よいペースでレインボーブリッジを下りて台場のトンネルを出たら右側には解体中の観覧車…。
続いて右折した先の青海トンネルの左カーブもくぐり、道幅の広い青海の物流倉庫街を通過して第二航路海底トンネルも通過。
そして中防大橋を渡った先の十字路の赤信号で停車。
ここを左折すればゲートブリッジだけど、一旦寄り道して中央防波堤外側処理場方面に直進!
その先は行き止まりでUターンするだけの道だけど、突き当たりを曲がりきった所で2台を停車♪
地図上で見るとこの地点は東京の果て。この南側は東京湾が広がるだけで、ずーっと先の対岸は木更津市。
そんなマニアックなスポットでもさとみんは喜んでくれたようで記念撮影もできました!
せっかくなのでレブルだけのショットも♪
そしてその後の調べで、ここは2020年の6月に「大田区令和島」となっていた事が解りました。
撮影も終えて再び先程の交差点を右折したら今度こそ東京ゲートブリッジを横断。若洲側に渡ったら右側の転回路に入って橋脚の下を転回して若洲海浜公園の駐車場入口に入ります。
バイクは無料なので入ってすぐ左側にある駐輪場に2台を停めたら早速キャンプ場へ。
こちらは予約制のキャンプ場なので、基本的に利用者以外はキャンプサイトに入れないよう、キャンプサイト入口に警備員さんが立ってましたが、「下見で来たんですが」と話し掛けたら首から下げるカードホルダーを渡され、「これを下げて、15分ぐらいなら入ってもいいですよ」と了解を得られたので、2人でキャンプサイト内へ。
中は一面芝生のキャンプサイトで区画分けもされていてテントを張ってキャンプを楽しんでるグループもちらほら。
利用案内の看板にもある通り、設定料金も安いので人気があって予約もすぐに埋まるようなので、ここでキャンプするなら数ヶ月前からの計画が必要になりそう。
サイトの奥まで歩くとさっきバイクで渡って来た東京ゲートブリッジも目の前!
一旦芝生エリアに戻るとキャンプに必要な洗い場やトイレや炭捨て場まで完備されてるので使い心地も良さそう♪
15分の下見を終えてキャンプ場の入口を改めて見渡すと、受付棟の若洲アウトドアセンターの売店や掲示されたプランの一覧が貼ってあり、本当にキャンプ用具が無くても全て借りる前提なら、食材込みで手ぶらでのキャンプが成立するかも…♪
取り敢えずこちらの情報収集はできたので、さとみんと駐車場側からゲートブリッジ方面を散策しに行きます。
そこでまず目に入るのがこの若洲タワー。この中のエレベーターを使えばゲートブリッジの歩道を歩けるはずだけど、入口まで行ってみたら雷注意報発令中のため休館中…。
上に行くのは諦めて、釣り人で賑わう若洲海釣り施設の方に行ってみると、海釣りの来園客の多さに驚き、岩場の上からは海上の橋脚とゲートブリッジも撮影♪
隣りでは風車マニアを自称するさとみんが海の向こうの橋と飛行機と風車という絶妙な写真を撮影。
歩道の先には遠くに太平洋セメントのプラントのシルエット。その堂々たる姿と海釣り客とのギャップが何ともいい味を出していて、工場夜景が好きそうなさとみんも喜んで撮影に興じてました。
海側から再び公園側に戻ると、途中の草むらに猫♪公園に住み着いてそうな雰囲気でしたが写真撮影には応じてくれました。
そして公園の北側まで歩いたら、さとみんの好きな風力発電の風車の目の前まで行ってみました!
もう少し風が吹いてれば風車の回転も速くなって迫力あるんだけど、この時はほぼ無風状態。
風車の真下から見上げるアングルで撮影したり、背後のプレートを撮ったりと、2人とも大満足で公園を後にします。
駐輪場に戻ってバイクを始動させ、残す目的地はライコランドのみですが、ここで時刻は16:40。
できれば日没前に帰りたいというさとみんの意向を汲んで、今回はここまでにしておこうという結論になり、2台は首都高湾岸線の新木場ICから東に進み、葛西JCTからC2を北上して川口線の新井宿の先にある川口JCTまでR25で先導し、さとみんのレブルはそのまま東北道へ、自分は外環道に分岐する辺りで手を振って流れ解散。
それぞれの帰路に就きました。
今回の101回目のツーリングは、前日からの雨でスケジュールを遅らせての開催となりました。アートアクアリウム美術館は芸術の秋に相応しく、幻想的な光で泳ぐ金魚達を楽しめたし、スーパーレーサーも待たずに食べられて若洲海浜公園も収穫の多い散策となったので、いずれキャンプで訪れる時の為に役立てられたかもしれません。
同行してくれた さとみんもありがとう!