5月後半に開催したツーリングは埼玉方面です。前回が夜間のツーリングだったので、今回は日中気軽に走れる行き先として選んだのが埼玉の行田市にある「鉄剣タロー食堂」。
事前に確認した情報では11時開店なので、この日のスタート地点は東北道下り線の蓮田SA。
前月、60ヵ月点検を終えてから乗れてなかった久々のR25の給油を済ませ、首都高から東北道を走って少し早めの9:20に蓮田SAに到着すると、駐輪場の周辺はバイクで溢れて停められるスペース無し!
仕方ないのでSA奥の空いてるエリアに停めて、一旦ここで休憩します。
天気は快晴でSAの中も観光客で賑わい、フードコートの隅でお茶を飲みながら寛いでいると、カレーマンからの連絡。
早速出迎えてフードコートに案内すると、時刻はまだ9:55。取り敢えず時間には余裕あるので10:10ぐらいまで休憩してから出ようという事になり、雑談がてら今日の立ち寄り先を説明してから外に出たら、改めてR25とDFを並べて撮影♪
そして蓮田SAを出た2台は再び東北道の本線を進んで更に北上して、一気に加須ICに到着。
ここからは一般道のR125から県道152~県道38~県道128と のどかな市街地を走り、流れの速い熊谷バイパスのR17を右折したら、反対車線側から鉄剣タロー食堂に到着♪
時刻は11:10。狙い通り開店直後に到着したものの、広い駐車場内には自分達以外の車輌も無く、人の気配も無し。なので取り敢えず看板前に2台を並べて記念撮影。
するとカレーマンがお店の入口に貼り紙を発見?
臨時休業かな?と思ったら、11:30に開店するとの貼り紙。ひとまず安心してお店の周辺散策を開始します。
鉄剣タローには10年程前によく来ていて、この画像はDivine結成1ヶ月前の2014年7月、まだ有志のバイクメンバーで走り回ってた頃の物…。
当時の鉄剣タローはドライブイン風の建物で、ピンクや青の照明で彩られた室内に、レトロ自販機やゲームコーナーが備わった独特の雰囲気が漂う休憩スペースで、その頃は面白がってよく遊びに来てましたが、今回改めて10年振りに来てみると、今では入口もチェーンで施錠され、中の自販機もゲーム機も無くなり営業終了の状態。
そんな様子をガラス越しにスマホで撮影してみると、中は廃墟にはならず、以前と変わらぬ内装と止まったままの時計と窓際に「テナント募集中」ののぼり…。
閉店は残念だったけど、それでも2年前に敷地内の別棟で「鉄剣タロー食堂」として復活してくれたのは嬉しい限り♪
今回はリニューアル後にまだ訪ねてなかったのでツーリングの目的地に選びましたが、そろそろ11:30になるのでバイク2台を看板下から正面側に移動させて雑談に興じていた頃に、お店の方が車で到着。
早速、「お待たせしちゃってごめんね~」と声を掛けて下さり、お店の入口とトイレに繋がる旧 - 鉄剣タロー店舗の鍵も開けてくれたので、思い掛けず旧店舗に入る事ができました♪
改めて中に入ると、自販機やゲーム機は撤去済みだけど、ピンクの壁のイラストも天井のシーリングファンも変わらず、今でも目にする事ができて懐かしさが込み上げます。
そしてカレーマンと一緒に新店舗の「鉄剣タロー食堂」へ。
入口にあるメニュー写真を見て券売機でチケットを購入したら、カウンター越しの厨房に渡してオーダーします。
店内はまだ新しく清潔感があって、お店の隅には「おもいでノート」のコーナーがあり、来店した人達のコメントが書かれてました。
そして注文したメニューが運ばれ、まだそれ程空腹ではなかった自分は「コロッケそば」(¥400)を、
カレーマンはカレーマンらしく「大人様ランチ」(¥600)を食べ始めますが、金額の割に量はボリュームがあって旨い!
さすがのカレーマンもかなり満腹になったようで、コスパは最強♪
そして自分達が食べ終える頃には何組かの来客で食堂内も賑わい、土曜日という事で仕事の合間に立ち寄る人達も続々と来店したので「ご馳走さま~」と、そろそろ鉄剣タロー食堂を後にします。
食堂に面したR17から左折して県道66を一旦北上したら更に左折して公園通りに入り、水城公園を抜けたら県道128を左折して博物館側から忍城に到着。
2台を瓦屋根の城壁沿いにある駐輪場に停めたら、早速身仕度をして忍城址・行田市郷土博物館に向かいます。
ここには2年前のお祭りの時にも来ましたが、今回は博物館側からの見学。
博物館の入口を入るとマッチ棒で作られた忍城のジオラマ!
受付で入館料¥200を払ったら博物館を見て歩きます。
ここは撮影OKの展示物と撮影禁止の展示物が混在しているので、確認しながらの見学となります。
1階の順路を進むとお馴染みののぼり旗が並び、その先の展示室には精巧に作られた忍城周辺のジオラマと内部のジオラマ♪
更に進むと刀や足袋、古墳から出土された埴輪や副葬品の展示。
1階の展示室を出ると忍城御三階櫓への通路に出て、目の前には忍城の鐘。
撮影してる隙にベンチで食休みを貪るカレーマンを起こしたら、更に通路を進みます。
通路両側には窓から差し込む自然光。外は竹藪の風景で、通路の突き当たりにはここにも忍城のジオラマ。
更に続く通路を撮りながら歩いて…、階段を上りながら2階と3階を見学。
そして4階の天守閣に到着すると、全方向の風景を眺めて再び1階まで下ります。
1階に着くと企画展示室があって、この時の展示は「忍城ゆかりの武具」。
ここにも刀や陣羽織や火縄銃が展示され、
初公開という甲冑の籠手も展示されてました!
腕に巻いて使われた物のようで、手首と肘の辺りにはプロテクターらしき造形も確認できます。
この装備ならバイクでも使えるかも♪
そしてひと通り館内を見学したら、入館口から外に出て、まだカレーマンが見ていないお城の全景を見ようと、忍城周辺を歩きます。
一旦駐輪場の方を確認したら、池の前を通って忍城の鐘を近くで見物。内部に入る扉は施錠されていて、何とか鐘を撮りたかったけど下から見上げる限りでは鐘の上部が僅かに覗く程度。
敷地内を歩くと先程歩いた城内の通路の外にいる事が解り、窓の外に見た竹藪にも来る事ができました♪
更に「伝進修館表門」をくぐって敷地を出て、忍城の外周を歩くとお城の鐘を見上げ、お堀越しに忍城の全景を撮影♪
気温も上がって来たので休みながら別の角度からも撮り歩き、来た時に通った県道128の向こう側は東照宮と諏訪神社の敷地。
そしてカレーマンが気になってた冠水門の通路にも立ち寄ってみると、そこは行田市産業文化会館に通じる参道になっていて、頭上には色とりどりのビニール傘が並んでとってもキレイ♪
この光景が道の反対側まで続き、出口には常夜燈と「ぎょうだ歴史ロマンの道」の案内板。
これより先は行田市産業文化会館の敷地なので、ここで引き返す事にして再び傘の道を戻り、忍城の駐輪場に戻ってバイクを始動させたら忍城を後にします。
来た時に通った公園通りには曲がらずに、県道128を直進して長野ロータリー交差点で県道7を左折。しばらく走ってR125を右折して県道32~県道84を進み、東北道の跨線橋を横断。その後、周辺に畑が見える道の先にある看板に誘導される形で、羽生水郷公園のさいたま水族館に到着。
この公園の敷地はかなり広くて、水族館はその中のほんの一部の大きさ。
広大な駐車場の中には特に二輪車用のスペースも無かったので、駐車場中央付近の空きスペースに2台を駐輪。
そして身仕度を済ませたら時刻は15:25。時折強めの風が吹く中、駐車場から水族館方向に向かって歩くと水族館の入口に差し掛かり、正面にはカレーマンが欲しがりそうなソフトクリームののぼりが見えたけど、「先に水族館に入ってからにしよう」と制して受付で¥500のチケットを購入したら、いよいよさいたま水族館の中へ!
この水族館には6年程前に知人の車で連れて来られた事があったけど、中の様子まではあまり覚えてなかったので、再確認も兼ねて入館。
中に入ると順路に従って水槽の中の魚を見て歩き、初めて来たカレーマンと昔奥多摩で釣ったイワナやニジマスを発見。この辺りは上流の生き物の展示エリア。
その後、種類別に普段見られない魚を眺めて歩いてると、皇居のお堀で問題視されてる外来魚のブルーギルを発見!
近くで見た事なかったけど、意外と普通の魚の形をしてるなという印象でした。
途中には亀の展示スペースがあって触るのもOKらしく、見物客の子供達と一緒にカレーマンにも亀を持ち上げて貰いました♪
そして外国の魚の展示コーナーでは南米アマゾン川のレッドテールキャットというナマズが迫力あって、見応えありました。
最後の出口付近は綺麗な金魚達の展示。2年前に銀座で見たアートアクアリウムを思い起こさせる鮮やかさ♪
円い水槽手前の窪みからくぐると、水槽中心部に顔を覗かせる事ができる撮影スポットにもなっていて、カレーマンから入るように勧められたけど、せっかくの癒しスポットが台無しになると思ったので遠慮しておきました。
水族館の中をひと周りして出入口に戻ると、キッズルームという休憩スペースがあったので、ここに掲げられていた「さいたま水族館 40年史」という年表を撮影しておきました。
そして水族館の出入口周辺は沢山のガチャが並び…、
屋外展示エリアに行ってみると、庭池の中には鯉が優雅に泳いでました♪
更に池沿いに歩いて行くと特別展示棟があって、「魚体模型」という特別企画展が開催されていたので入ってみる事に。
展示されていたのは魚の各部位を模型を使っての解説展示。
実際のチョウザメの剥製もあって、特徴的な体の作りが解説されてました。
そして出口には魚体模型のガチャまであって、外に出たら川沿いを更に進んで案内板に記されてたカワウソの渓流に向かいます♪
途中の川にも魚達が泳ぎ、突き当たりにあるカワウソの渓流に到着するとここは家族連れで賑わっていて、どうやら中にはカワウソが2匹いるらしく、案内板に掲示されてるのはコツメカワウソのコロネとカカオ。
1匹は小屋の前であまり動かないけど…、
もう1匹は水の中や岩場の上まですばしっこく動くので、なかなか撮れず…、
気まぐれに立ち上がると、やっと可愛い姿も撮れました♪
ついでに今回は動画も少し撮ったので、カワウソの鳴き声も聞く事ができます♪
カワウソ達に癒されたら、そろそろ時刻は16:25。カワウソの渓流を後にして水族館の売店に立ち寄ると、中にはカワウソのぬいぐるみが売ってました。
そして水族館の外に出ると、残念ながらソフトクリームの売店は既に閉店…!
でも大丈夫!目の前にはジュースの自販機と並んでセブンティーンアイスの自販機♪
「こっちの方が結果的にリーズナブルじゃん」と自販機に硬貨を投入し、自分はチョコミントを、カレーマンはプリンアラモードを購入♪
冷たいアイスでしばらく休憩したら、クレープ販売車越しのさいたま水族館を撮影して、そろそろ駐車場に戻ります。
さいたま水族館の閉館も17時なので、駐車場は来た時よりもガラガラ!せっかくなので再びバイクを撮影したら2台を始動させて次の目的地へ。
羽生水郷公園の敷地を左に出て、東北道の側道を右に進むと以前にも来た事がある羽生PAの一般道側の駐輪場に、僅か10分程で到着。
大して広くない駐輪場で、自転車も停まっていたのでR25とDFを並べるだけのスペースはなく、ここではそれぞれ離れて駐輪。
出入口には謎の「田舎教師」という看板があったけど、後日調べたらこの辺りは小説「田舎教師」の舞台となったらしく、近くに田舎教師の像があるのだとか…。
そして何とか2台を停めたら、一般道側から徒歩で羽生PA内の鬼平江戸処に到着♪
PAの中は江戸時代風の造りになっていて、外国人の観光客も多め。ここには2年前にもカレーマンと東北道の本線側から来ていたので特に驚きはなかったけど、今回はここで夕食の予定なので周辺の撮影を済ませたら、毎度お馴染みの五鉄に入ります。
店内に入ると、時間帯的にまだピーク前なのか意外と空いていたので、今回は雰囲気のある窓際席を選んで券売機でメニューを選び、「五鉄しゃも鍋定食」を購入♪
そしてカレーマンは「お好みたい焼き」のみ。
この量の差は鉄剣タロー食堂での昼食時にできた物なので、これでバランスが取れた?形になりました♪
五鉄のしゃも鍋は「鬼平犯科帳」の劇中にも度々登場する料理なので、ここに来た時はほぼ毎回食べてましたが、旨い鶏肉と玉子の定食で今回も味わって完食♪
食後は店内を歩いて新作映画のPRスペースを見て売店を散策。
そして散策を終えて外に出ると間もなく時刻は18時。そろそろ駐輪場に戻ります。
今回のツーリングで予定していた4ヵ所、鉄剣タロー食堂~忍城~さいたま水族館~鬼平江戸処はこれで全て巡った事になりますが、ここで帰り際にもう1ヵ所立ち寄ろうという事になりました!
ツーリングの数日前にスマホのネット記事で目にしたメッシュジャケット&メッシュパンツを見に行く為、東北道の側道から県道84を進み、やぐるま街道からR125に出て15分程で到着したのは、ワークマン加須店。
まだ明るさが残る中、2台を店舗前に停めると早速店内へ。
その後、R125を戻るとすぐ目の前は東北道の加須IC。ここから東北道に入って、次は最後に立ち寄る蓮田SAの上り線側に到着。
ここにはしばらく来てなかったけど、5年前に移転してリニューアルされていたらしく、すっかり広くキレイになっていた事に驚き、トイレ休憩程度で考えてたけどせっかくなので散策しようという事になり、SAの中へ。
ドアを入ると中は広いフードコートと売店が並び、居心地も良さそう♪
ツーリングの最後にこんなサプライズがあったので、5分足らずの立ち寄り予定が気付けば30分以上も長居してしまったので、この日のツーリングはここからの流れ解散。
その後カレーマンは東北道から外環道で、自分は首都高川口線の東領家から環七経由で、それぞれの帰路に就きました。
今回のツーリングは以前から見たかった鉄剣タローのその後と、さいたま水族館というシンプルなプランに、忍城と鬼平江戸処を加えて内容を充実させたので、200㎞未満という走行距離の割には楽しめたと思います。
久々のR25で気軽に走れて点検後の問題がなかった事も解ったし、後日改めてワークマンのメッシュウェアも別店舗で入手できたので、次にR7で走る時は衣類の性能確認もできる事でしょう!